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コラム / POPULATION & RARITY

Popが少ないカードは希少?鑑定枚数と発行枚数の読み方

「Popが少ない」と書かれたカードに目が留まる。そこで一度確かめたいのが、何を数えた枚数なのかです。鑑定された枚数、作られた枚数、いま売りに出ている枚数を分けると、カードの背景を読みやすくなります。

約4分で読めます
収納棚やカードケースを前に、枚数の違いを調べるコレクターのイラスト
説明用イラスト

この記事のポイント

  1. PSAのPopは、世界に存在するカードの総枚数ではない
  2. シリアル、鑑定枚数、出品数は別々に読む
  3. 低Popの理由と、自分が集めたい理由を両方考える
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Popは、PSAが鑑定した記録の枚数

Population Reportは、PSAが扱ったカードを年式やセット、カード、グレードごとに集計した資料です。PSA10の欄なら、その条件でPSA10と評価された記録を見ています。

ここには、まだ鑑定されていないカードをすべて数えた結果も、他社で鑑定された全カードの数も入りません。Popが少ないという説明を、世界にその枚数しか存在しないという意味に広げないことが大切です。

発行枚数は、そのバリエーションの仕様を読む

カードの色や加工を光にかざして比較するイラスト
説明用イラスト見た目の違いを楽しみながら、正式なパラレル名と発行仕様を照合します。

シリアル入りのカードには、発行仕様と個体番号を示す表記があります。例えば「12/99」は読み方の仮例で、99枚の仕様に対する個体番号12という意味です。同じ選手の全カードや、すべての色を合わせた枚数ではありません。

パラレルには色や加工などの違いがあり、番号が付かない種類もあります。枚数を読む前に、年式・シリーズ・カード番号・正式なパラレル名をそろえます。

マヌのWhite Refractorを、Baseと混ぜない

掲載しているマヌ・ジノビリは、2002 Topps Chrome #124のWhite Refractorです。選手名はEmanuel Ginobili表記。通常のBaseと同じカード番号でも、別の条件で扱います。

このページでは現在のPop値を新しく測っていません。カードの仕様を特定し、PSAの資料で同じ条件の行を探すための実例として紹介しています。出品タイトルにある少数枚の言葉だけで、価格や希少性を決めないようにしましょう。

掲載カードで見てみるカード識別用の参考写真
2002 Topps Chrome Emanuel Ginobili #124 — White Refractor。Base版とは分けて資料を調べる例です。

低Popには、鑑定に出される背景もある

高いグレードを取りにくいカードだけでなく、そもそも鑑定に出された数が少ないカードでも、Popは小さくなります。PSA自身も、数字を読む際には提出状況やバリエーションの分類などの文脈が必要だと説明しています。

PSA10の割合を見ても、それは鑑定に提出されたカードの集計です。手元の未鑑定カードが同じ確率で10になるという意味には読み替えません。少ない理由を一つに決めつけず、カードの状態や資料に戻ると見方が安定します。

  • 年式・番号・パラレルが一致する行を見ているか
  • グレード別の枚数と合計を分けているか
  • 資料を確認した日付を残しているか

出品数が少なくても、次の取引は約束されない

いま売りに出ている枚数は、その時点の販売状況です。Popや発行枚数が少なくても、買いたい人の数、状態、出品される時期までは分かりません。少数という言葉だけで、今後の価格を予測するのは難しいところです。

ジョーダンの1986 Fleer #57でも、グレード別の鑑定枚数と実際の落札記録を別々に読めます。価格だけでなく、写真、時代、デザインなど、自分がそのカードを集めたい理由まで含めて選ぶ材料にしてください。

掲載カードで見てみるカード識別用の参考写真
1986 Fleer Michael Jordan #57 — Base。鑑定条件を選んで落札履歴を読む入口に。この記事に現在のPop値は掲載していません。
SOURCES

参考にした公式情報