この記事のポイント
- グレード以外の条件をそろえてから比べる
- PSA10とPSA9の価格差に、一律の倍率はない
- グラフの価格と、掲載写真の鑑定グレードを分けて読む
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9と10は、価格ではなく状態の評価
PSA10はGEM-MT、PSA9はMINT。PSAは角、表面、センタリングなどの基準を示しています。9でも状態は良好ですが、微細な印刷上の問題やわずかな位置ずれなどが評価を分ける場合があります。
ただし、10だから9の何倍という価格の決まりはありません。鑑定済み枚数や、その条件で集めたい人の数もカードごとに違います。まずグレードを選び、その条件の落札記録を見るのが比較の出発点です。
レブロンの同じ1枚で、グレードを切り替える
例は2003 Topps Chromeのレブロン・ジェームズ #111。選手名だけで探すと、同じ年のToppsや、Chromeの別パラレルが混ざります。Base #111というところまでそろえてから、PSA9とPSA10を切り替えてみてください。
グラフでは条件を一つずつ変えると、何を比較しているかが分かりやすくなります。別の選手や別シリーズの価格を並べても、その差を鑑定グレードだけの効果として読むことはできません。
鑑定条件を選んで比較
価格はグラフで選択した鑑定条件の落札記録です。掲載写真の個体とは異なります。
落札日が離れていたら、倍率を急いで出さない

PSA10の記録が今月、PSA9の記録が半年前。その2件だけで価格差を割ると、グレード差と時期の違いが混ざります。同じ期間に絞り、記録の件数と日付を並べてから読む方が比較しやすくなります。
記録が少ない条件では、直近の1件が目立ちます。価格が離れていても、その1件だけで普段の水準を決めず、期間を広げて前後の記録や元の出品写真に戻ってみましょう。
- 年式・メーカー・シリーズ・カード番号・パラレルは同じか
- 鑑定会社とグレードは何か
- 比べる記録の落札日と件数は近いか
写真の個体と、グラフの条件を分けて読む
掲載写真はカードを識別するための参考写真で、価格グラフは掲載個体そのものの販売履歴ではありません。グラフでPSA9を選べば、価格はPSA9の記録になります。表示中の価格は、選択した鑑定条件と一緒に読みましょう。
購入候補は、実際に届く個体の表裏写真、認証番号、ケースの状態まで見て選びます。PSAの番号照会は登録情報を確かめる手段ですが、番号が一致するだけで目の前の商品の真正性まで保証されるわけではありません。
差額を払う理由を、自分のコレクションで決める
最高グレードでそろえたいのか、同じ予算で好きな選手を何人か集めたいのか。飾ったときの見え方を重視するのか。その答えによって、納得できる選び方は変わります。
カリーの2009 Topps #321でも、年式とBaseの条件をそろえて比べられます。価格差を見たあとに、送料を含む予算と実物写真に戻って、自分の欲しい1枚を選んでみてください。



